
なーんか人生ぱっとしない…
変わりたいけどどうすればいいか…
そんな風に思うこと、ありませんか?
アラサーになった私は、ずーっとそういうことを思っていました。
お金がたくさん稼げるようになりたい、英語が喋れるようになりたい、健康な身体を手に入れたい…
しかし、結局いつも考えているだけで終わってしまいました。
何か一発逆転出来ることはないかな、と思い切って転職してみたり、副業を初めてすぐに挫折したり…
そして最終的に気付いたのは、「コツコツ積み重ねていくことが一番強い」ということでした。
この記事では、「習慣化」の大切さに気が付いたアラサーが、習慣化出来ないという壁にぶつかりながら「どうしたら習慣化が出来るのか?」を考えてわかったことをお伝えします。
とにかく面倒くさがりで、決めるだけでやりきった気になって何も行動しない…という人間でも、人生好転させられる道を一生懸命探しました(笑)
人生を変えたければ行動を変えるしかない
結論から言うと、人生を良くしたければ行動を変えるしかありません。
毎日だらだらしながら「腹筋割れないかな…」と夢見ていても実現は難しいでしょう。
まあ、わかってはいるんですけどね。
わかってはいるけど、行動出来ない…その気持ち、とてもわかります。
毎日働いてへとへとになって、今すぐ変わらないならやっても意味ない…そんな風に考えて全く行動しなかった人間だからです。
習慣化の本を読み漁ってみた
とにかくズボラですぐだらける、暇があればベッドでスマホいじり、勉強しようと思って参考書を買って終了。
頑張ることが嫌で、でもどうやら「習慣化」すれば出来るようになるらしい…と気付きました。
「習慣化すればどんなことでも続けられる」
それなら楽でいいや!と本を読んでみました。
そして読んだ結果わかったのは…
習慣化するには、毎日コツコツやらなければいけないということ。
当然すぎるんですが、それが大変そうに感じました。
そもそも、習慣化したいことは「やりたくないこと」だったんです。
筋トレ、勉強、スマホを使っている時間を短くする…。
どう考えても大変で、面倒くさくて、思ったことは「やりたくないからやっぱり無理」でした。
習慣化は難しい
習慣化したいこと、おそらく皆さんも「あまりやりたくない」のではありませんか?
毎日ステーキを食べる、だったら、わざわざ習慣化しようとしなくてもしちゃいますよね。
習慣化しないと出来ないことって、つまり「自分でやりたいと思ってやることではない」と思うんです。
筋トレは大変だし、勉強もしたくないし。でも将来のことを考えたら、絶対やった方が良くて…
そんな葛藤をしながらも、結局やりたくなさに負けてゴロゴロしてしまうのです…。
しかし、何かをやって結果を出そうとすると、「量」が必要になると気が付きました。
ということは、やっぱり量をこなすためにも「習慣化」は必要なんですよね。
習慣化について考えた
じゃあ仕方がない、習慣化の本を見て習慣化してみよう!
そう思った私は、とりあえずやることを決めました。
習慣化するのは「筋トレ」
毎日筋トレをする、そして目標は「腹筋を割る」です。
やる行動は、夜。シャワーを浴びて寝る準備をして部屋に来て、筋トレをする。
夜の自由時間は大体2時間です。筋トレなんて長くても15分だし、難易度はそこまで高くないだろうなと思いました。
使おうと思ったアプリは というもの。
音声で説明やカウントをしてくれるので、これがあれば言われた通りにこなすだけです。
週に1回しか出来なかった
その計画は、結局週に1回しかこなせませんでした。
2週間で終わりました。途中からやっていたことも忘れるレベル…。
三日坊主にすらなれていません。
なぜ出来なかったのか考えた
習慣化の本を読んで、タイミングも決めたしやることも決めた。
じゃあ、なぜ出来なかったんだろう…。
考えてみるとまず、気持ち。
筋トレをやりたくありませんでした。だってキツイので…。
まあ、そもそもここで計画倒れ必至ですよね。モチベーションがない。
そして、時間もない。
15分とか言っても、なかなかその時間を捻出するのは難しかったのです。
時間を奪っているものはスマホ
では筋トレをやらずに何をしているか、と言えば「スマホを弄っている」でした。
さらに言えば、とにかく時間があればTwitterを見ていたのです。
Twitterを見ることに大きな目的はないのですが、Twitterを見ていると楽しいし、どんどん更新されていくから終わりがありません。
一日のスマホ時間の大半をTwitterに費やしていると気付き、今度は使用制限をかけるアプリを導入しました。
これで、Twitterを1時間に設定。
そうすればやることがなくなって、筋トレをなんとかできるのではと考えたのです。
スマホを辞めることが出来ない
結論を言うと、まったく意味がありませんでした。
制限時間になるとアプリがブロックされるのですが、そのブロックは自分で設定をいじれば外すことが出来ます。
しかも簡単、すぐに出来てしまうので、ロックがかかったら30分延長。
それを繰り返していたところ、一週間後には3時間になっていました。
強制力のない制限はほとんど効果がなかったということです。
強制的な道具を使用する
スマホをいじってしまうということであれば、道具を使って状況を打破するというのは一つの手段かなと思いました。
例えば、こんなものも売っています。
今回自分では購入しなかったのですが、物理的にスマホと距離を置きたい場合は良い選択肢な気がします。
習慣化したいことの難易度を考える
結局この時、筋トレを習慣化することは全く出来ませんでした。
この時点で読んだのがこちらの本。
この本がかなり聞きました。
この本の最初で言っているのは、習慣化とアイデンティティのこと。
多くの人は、何を達成したいかを意識して習慣を変えようとする。
これは結果ベースの習慣になりやすい。
別の方法は、アイデンティティーベースの習慣を身に着けることだ。
この方法では、どのような人になりたいかに意識を向けて変化に着手する。
自分のアイデンティティと、習慣化したい行動が一致していなければ習慣化は難しい、というのがこの本の主旨です。
例えば、「自分は貧弱」と思っている人が「ボディビルダーになるための筋トレ」を習慣化しようと思っても、難しいということです(極端ですが)。
自分が「スポーツマン」だと思っている人にとっては、筋トレ習慣は容易いということです。
行動をすることでアイデンティティが変わり、習慣にしたい行動が自然と出来るようになっていく、そういうことをこの本では言っています。
なるほど確かに納得で、「だらだらしたい自分」というアイデンティティがあるから、筋トレは難しいものです。
そのアイデンティティは自分が行動すると変えることが出来ます。
行動することで、アイデンティティを変えて習慣化が形成できるというわけです。
習慣化のコツは小さい行動から始める
習慣化の本で必ず書かれているのが「小さいことから始める」。
とはいえ、その意味がそれまではあまり理解できていませんでした。
この本を読んで、ようやく理解しました。
まずアイデンティティを変えるために、小さいことをすればいいのです。
したい行動と、それを邪魔する習慣
ここで、もう一度筋トレについて考えてみました。
すると、一つ気付いたことがありました。
筋トレを行いたいタイミングは平日の寝る前の自由時間でしたが…
私にとってその時間は、「ベッドに寝そべってダラダラする時間」と決まっていたのです。
既にだらだらする習慣となっている時間帯です。
しかも、だらだらするのは非常に簡単。ベッドに寝そべって、スマホを手に取れば自動的に行うことが出来ます。
それに比べて筋トレは、非常にハードルが高い。
まずベッドに寝そべるという習慣を遮って床に寝そべって、力を入れて身体を動かす必要があるのですから…。
習慣をブロックで考えてみる
平日の夜に筋トレを行うには、すでにある習慣をキャンセルして、新しい習慣を挿し込まなければなりません。
必要な労力を考えると、以下の2つです。
- だらだらするのをやめる
- 筋トレをする
そもそも筋トレをすることが辛いのに、これではあまりにも大変です。
全く習慣化できなかったことも非常に理解できる状況でした。
日常の中で行動の「ブロック」として存在していることが、「習慣化されている」ことだと考えられるのかもしれません。
既にある習慣に重ねてみる
そこで、「だらだらするのをやめる」ということをまず諦めました。
一日働いて疲れているし、夜だと意志の力が既に枯れているからです。
スマホ時間を短くするのも諦めました。だって、スマホを触っているのが好きなので…。
じゃあとりあえず、ベッドでだらだらしている時に筋トレをしてみよう、と思いつきました。
習慣の始まりは「行動することでアイデンティティを変化させる」必要があります。
だったら、とりあえず一日1分の筋トレでも良いわけです。
ということで、決めた行動はこうです。
- 寝る準備をして部屋に入る
- いつも通りネットに寝そべりダラダラする
- スマホをいじりながら足をバタバタさせる
非常にズボラで意識の低い行動です。
しかし、これは簡単に1週間続けることが出来ました。
もう少しやってみようかな、と思うようになる
それを一週間続けていると、アイデンティティが「全く筋トレをしていない自分」から、「毎日足を動かしている自分」へと変化しました。
すると、こう思うようになりました。
もうちょっと色々やってみてもいいかな…
その結果、週末はニンテンドースイッチのリングフィットを行うことが出来るようになりました。
これが現在の状況なので、更に続いたら更新します。
習慣化はまず「いつもの習慣」と重ねて始める
ここまででわかったことは、「新しい習慣を始めるには、普段の生活を変えない」という意識が必要なことです。
パソコンを毎日立ち上げている場合は、その一連の流れで「ブログを100文字書く」という行動を新しく入れることはそこまで難しくないでしょう。
しかし、パソコンを使う習慣が無い人にとって「ブログを100文字書く」ということは
- 机に座る
- パソコンをつける
- ブログを開く
- 100文字書く
- パソコンを閉じる
という新しい行動を増やす必要があります。
この「新しい行動」を極限まで減らすことが、習慣化の最初の鍵だと思いました。
人生を変える最初のステップはとにかく小さく簡単に
人生を変えるには、行動を変えてコツコツ積み重ねていくしかありません。
そしてその積み重ねのためには、「習慣化」は欠かせません。
あまりにも先が長く感じてしまいますが、焦らずしっかり行動につなげることで、状況は変わっていきます。
アフリカのことわざに、こんなものがあります。
ゾウを食べるのなら一口ずつ。
どんな大きなことも、一歩一歩しか進みませんが、続けていれば必ずたどり着けるということです。
小さな一歩を諦めず、コツコツ続けていきましょう!
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