新しいことを始めてうまく結果が出なかったり、仕事でミスをしてしまったり…
小さいことだとわかっていても

しんどい…もう無理かも…
成功する未来が想像できない…
そんな風に思うこと、ありませんか?
とにかく凹みやすくてすぐにあきらめてしまうアラサーが、どうにかしたいとたどり着いたのが「質と量」の考え方でした。
失敗で鬱々としていた時に、打開策を考えてたどり着いた答えを記事にしました。
思い当たることがある方は、是非読んでみてください。
新しいことを初めてすぐ挫折
私は、意識だけは高い系、行動は続かない、ということが多々ありました。
始める前に大きな野望を抱いて、いざ実践してみると全く結果にならず、自分が恥ずかしくてたまらなくなってしまうんです。
以前、とある新しいことを始めました。
オンラインの教室だったのですが、先生の言っていた通りにやっていたはずなのに
「何をしているんですか?」

何をしているんですか?

えっ…

言われた通りにしてるだけなんだけど…
違うの⁉
初心者だから、先生の言っていることをうまく理解できていなかったのかもしれません。
先生も、単純に聞いていただけでした。
しかし、たったこれだけのことで非常にショックを受け、即座にメッセージを閉じ、一週間見ることが出来ませんでした。
自分の頑張りがから回ってしまったことへの恥ずかしさとしんどさで、ちょっと泣きました。(こんなことで…)
そして、こんなことで凹んで逃げてしまう自分が不思議でした。
それまでなら、そこでやめてしまうのですが…
あまりにも自分が同じことを繰り返していることに薄々気が付いていたため、いろいろ考えてみました。
いつまでもうじうじしているのが嫌になっていたのです。
この「うまくいっていない」理由を考えたら、答えなんて簡単にいくつも浮かびました。
- そもそも初心者
- わかっていなくて当然
- 自分以外のデータもなく、正解が分かっていない
よく考えれば、オンラインでテキストを読んだだけで、すぐに出来る方が珍しい気もします。
しかし、それが分かっても、自分が恥ずかしくてたまりませんでした。
質と量 という視点を持つ
そもそも恥ずかしかった理由を深堀してみると、答えが分かりました。
周りはすぐに結果を出せているのに、私だけから回ってる…!
そう思っていたからです。
自分以外はスムーズにいっていて、自分はとんちんかんなことをして「何をしてるんですか?」と真剣に聞かれてしまったこと。
それが恥ずかしすぎたんですよね。自分の浮き方というか…。
でも、そこで思いました。
「そもそも、諦めるの早すぎる…?」
それは絶対にそうですよね(笑)
では、どうしてそんなにすぐに凹んで諦めてしまうのか?続く人と何が違うのか。

もしかして、量が足りない…?
「簡単にうまくいくと思いすぎている」のかもしれないと、そこでようやく気が付いたのです。
人生を振り返ってみた
さて、そこでふと、人生を振り返ってみました。
四捨五入して30年生きていると、なんとなくは「得意なこと」「今までやってきたこと」がわかってきます。
いくつかピックアップして気が付いたこと。それは「長年続けている」ことばかりでした。
振り返ってみると、長い時間をかけてかなりの量をこなしていたことばかりです。
自分の人生を考えて、「量が必要である」ということに納得しました。
よく考えると、今出来ることは、始めたころはすぐに芽が出なかったものばかり。
それを、何度も繰り返しながら続けることで「出来る」に繋がっていたのです。
量から質へと変化する
始めたばかりの最初の頃は、質はひどいものだと思います。
例えば外国語なら、数字を数えることすら出来ないし、それっぽく発音するのも恥ずかしいですよね。
でも、最初からうまくやろうとしたって無理で、うまくやろうとすればするほど「自分の出来なさ」に落ち込んで嫌になってしまいます。
「最初に質を求めることは、挫折へのスタート」なのだろうなと思いました。
まさに冒頭で書いた自分のような状況です。
質を求めるのなら、「質を求めるレベル」に到達する必要があります。
そして、そのレベルに到達するには、「量」をこなすしかないのです。
量を続けられる仕組みは必要
とはいえ、自分が「量」をこなせたことを思い返すと、続けられたのには理由がありました。
例えば、「好き」という気持ちだったり。
周りの「反応」だったり。
SNSが発展してからは、イイネの数に支えられたことも、逆にイイネがもらえなくて辞めたこともあります。
「続けられる仕組み」を作ることで、「量」をこなせるようになっていくのでは?と気づきました。
「習慣化」の観点から量を積み上げる
「量」を積み上げるためには、習慣化の観点が欠かせません。
というのも、気が向いた時にやる、では質に辿りつける程の量に至れないからです。
「習慣」というと、例えば毎晩のシャワーや歯磨きなど、その行動を行うのが「当然」だと思って実行できることです。
人間は、何かを行う時に「意志」の力を使って行動しますが、「習慣化」すると意志の力を使わずに行動できるようになります。
そもそも頑張りたくないと気付く
「習慣化」の本を何冊も読んでいくうちに、気が付いてしまったことがありました。
「そもそもその行為を習慣化したくない」ということです。
具体的に言うと、例えば「筋トレ」を習慣化したいと思います。
筋トレは、正直しんどいです。
夜帰宅して食事をして、休憩してから筋トレをしてシャワーを浴びることを習慣化しよう!と思ったとします。
出来ますか?
……私は、出来ませんでした。
習慣化の本に多く書かれていたのは、こういったことです。
- 習慣化するタイミングを決める
- 誰かと一緒にやる
- 目に見える記録を付ける
これを実現しようと、時間も決めたし、習慣化のアプリを入れて仲間を作り、スマホの習慣トラッカーアプリを入れました。
入れて、終わりました。
というのも、アプリを開かないし、時間になってもやらないのです。
何故なら、筋トレをやりたくないから。
筋肉のある体になりたい、という気持ちはあって、習慣化について学んで色々決めたのに、やりたくないという気持ちに敗北したのです。
大きすぎる目標を立てない。量をこなすにも準備段階を踏む
で、結局のところ…。
「筋トレ」をしたくないのは、「自分にとってつらすぎるから」でした。
そもそも、まったく運動をしていない人間が毎日筋トレをするのは大変ですよね。
トレーニングなわけですから。
あまりにも大きな習慣を最初から作ろうとしていたという訳なのです。
レベル0の人間が、突然レベル10に挑もうとしても当然無理です。
頑張ったら3日くらいは出来るかもしれませんが、確実に挫折します。
特に「習慣化」を始めるぞ!という時は、大きすぎる目標を決めてしまいがちです。
始めようというときが、一番モチベーションが高いですから…。
量をこなそうにも、量をこなせるレベルにすら達せていないと、やっぱり量はこなせません。
服を買いに行くための服が無い、みたいな状況になってしまいます。
そのために、「質」にたどり着くためには、まず「量」をこなせる自分になる必要が出てきます。
量をこなすための準備をする
ここまで来て、ようやく「習慣化」の本に書いてあることが理解できるようになってきました。
「習慣化」するための方法は色々書いてありますが、それは結局「本質」ではなく、「テクニック」の部分が大半です。
「やりたくない」ことを習慣化するために必要なのは、「習慣化」に対する意識の持ち方でした。
習慣化に対する考え方を大きく変えてくれたのが、この本です。
この本では、一番最初に「習慣化」とはつまりどういうことなのか?ということが書かれています。
ものすごくはしょって説明すると、習慣化とはつまり、「行動によってなりたい自分に投票する」ということなのです。
この部分を理解した時、肩の力が抜けた気がしました。
なりたい自分になるために、「習慣化」をする。
つまり、習慣化することで、「なりたい自分」になる、ということです。
習慣を続けていると、「アイデンティティ」が変化していきます。
アイデンティティが変化すると、その行動がしやすくなります。
流れとしては、このような感じ。
- 筋トレをする
- アイデンティティがスポーツマンになる
- スポーツマンだから筋トレをする
- 楽に量をこなせるようになる
- 量をこなすことで質へと変化する
「筋トレを習慣化する」という流れだけでも、このように段階があるのです。
ここまでをまとめると、こうなります。
つまり、小さな失敗で凹まないためには量をこなすことが必要で、そのためには習慣化が必要。
そして、習慣化するためには、「自分にとって大変過ぎないレベル」から始めることが必須です。
筋トレだったら、例えば一日一回腹筋をするとか。
そんなレベルで大丈夫なんです。
それを一週間続けたら、だんだんアイデンティティが「筋トレをしている自分」に変化していきます。
そこまで来ると、次は「筋トレをもうすこししてみようかな」という気持ちになり、レベルが上がっていくのです。
質のためには量が必要、そのための準備をおろそかにしない!
目標達成するためには、最初から頑張ることが必要なのではなく、小さく初めて量をこなしていくことが必要ということが伝わったかな?と思います。
習慣化というと大変そうですが、「絶対に失敗しないレベル」から始めることで、少しずつ時間をかけて自分を育てていけばいいのです。
まずは量をこなすこと、そして質に変化させていく。
長い目で見ながら、ゆっくり進んでいく意識を持つことで、結果的に大きく育つことが出来る。

くじけず、長い目でコツコツ量を積み立てていきましょうね…!
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